鍼灸治療の種類はあるの?

 

よくある質問なんです。「はりとかお灸って、何に効くんですか」っていう質問。

個人的なことを言えばどういう答えを期待して質問してるかが分からないので「何に効いてほしいですか」と聞きたいところなんですが、割合的にメチャメチャ多い

「肩こりとか腰痛に効果的ですよ^^」

と答えてます。
事実ではあります、嘘は言ってません…

 

しかし実際のところ、鍼灸で対応可能な症状を羅列するよりも、対応できないものを説明していった方が早いというか明確なので、ここに記しておきます。
さらに言えば、鍼灸の考え方には大別して西洋的か東洋的かの2種類があります。それを見分ける簡単な方法も書いてありますので、

 

鍼灸で対応できない、または効果が薄い症状

鍼灸の西洋的な効果

鍼灸の東洋的な効果

すずしろ鍼灸院の施術

まとめ

 

・鍼灸で対応できない、または効果が薄い症状

 

ざっくり書きます。

  • 発熱(37.5℃以上)がある場合

古来より、沈痛・解熱に効果のある方法、というのは存在します。

ですが結局のところ、ほとんどの場合は安静に寝ていれば緩解、改善がみられます。正直なところ、どうしても熱を下げなければいけない、という状況であっても市販薬を飲んだほうが早いです。

熱があるときは家でおとなしくしていること。それが一番の近道です。

休めない世界のほうが間違っていると思うのは私だけでしょうか…

  • 感染症にかかっている場合

こちらも文献として対処法は残っています。が、なにぶん衛生という概念がなかったり、薄かったりする頃の考え方ですし、ほとんどはウイルスや細菌による症状ではなく、寄生虫に対する、いわゆる「虫下し」の対処になります。疳の虫とかね。

 

発熱も感染症によるもの(風邪もウイルス感染です)なので、やっぱり家でおとなしくしておくのが一番です。というかそもそも感染症にかかった場合は医師の診断を仰ぐ以外の目的でむやみに外出しちゃいけません。体力削るし病原菌をばらまくので良いこと一切ありません、やめてください。

 

他の治療院の文句でよくみかけるのが「自己治癒力を上げる」とありますが、感染症にかかっている状態で外出すると余計に病原菌に障りますし、何より体力を消耗するので自己治癒力、免疫力はガッツリ低下するので、ほんと家で寝ててください…

 

  • 骨折、脱臼、外傷性のもの

直接的なケガは鍼灸では対応できません。

骨折や脱臼などは、応急処置をすること自体はある程度であれば認められていますが(緊急の場合は誰でもやっていいです、緊急の場合は、ね!)、正式な処置は病院で行わなくてはいけません。整骨院にかかる場合も、後日医師による診断・処置を受ける必要があります。法律的にも

外傷性のもの、というのはここではすり傷や切り傷のことを指します。

店の前で転んで血が出た、くらいであれば水で洗ってもらって絆創膏をお渡しする程度のことはします。逆に言えばそれくらいしかできません。

 

・鍼灸の西洋的な効果

施術を行う際に、そもそも施術者が何を考えて施術をしているのか、ということは気になると思います。そもそもなぜ効果があるとされているのか、と。

 

西洋的、という言葉で何を想像されるかはわかりませんが、主にここでは

解剖学や生理学などを基に、筋肉や骨格の異常を改善することを目的とすることの多いタイプのことを指します。

 

スポーツの現場などで活躍する鍼灸師や、いわゆる「鍼灸整骨院」の看板をあげてらっしゃる先生などはこちらのほうが多いように思います。もちろんそうじゃない人もいると思いますけどね。

 

特徴としては実際に症状が出ている付近に対して施術を行うことが多いです。また、鍼に電気を流して行うことも多く、受けていて効果が分かりやすいということが多いのではないでしょうか。

 

西洋的な考え方の鍼灸師が多いため、「ハリは肩こり、腰痛に効く!」というイメージや宣伝ができたのではないか、と思っています。

 

・鍼灸の東洋的な効果

古来より伝えられてきた施術法を用います。

東洋的、というよりもほぼすべて中国から学んだ思想なので、本来は中国的、または中医的、と言った方が正しいのですが、怒られそうなのでここで終わっときますこの話。言葉のチョイスは難しいです。

 

数えきれない流派や、独自ルールが多いので、正確にこういうものだ!とは断言はできませんが、ほとんどは経絡と呼ばれる気の流れを調整することを目的として行っています。なので「このツボはこういう効果があって~」といったような説明は乱暴な言い方をすれば中医的です。これも怒られそう……

 

検査も独特で、手の脈や首の脈、舌や顔の色などで状態を判断します。

 

西洋的な施術と比べ、全身の調整を目に見えない力で行うので、意外と肩こりや腰痛に対する施術が苦手、という人もいたりします。鍼灸が不思議な治療法だ、と思われる根底にはこういう人たちの施術法があります。

 

・すずしろ鍼灸院の施術

 

では、すずしろ鍼灸院の施術はどちらなのでしょうか。西洋的?中医的?

 

どちらかといえば西洋的……なのかなぁ……。

 

自分が自信をもって提供できる施術をしているので、いいとこどりのごちゃ混ぜ施術になるんですよね。

 

検査そのものは動かしたり、動いてもらったり、力比べをしたり、部分的な圧痛を確認したりなどで西洋的です。

脈を診たり舌の色や大きさで症状を判断したりはしません、顔色は見ますが黄色っぽくなってないかとか、黒っぽくないかとか、一般的な「顔色をうかがう」レベルの話です。

 

その一方で鍼を刺したりする場合はツボ療法が中心です。

が、ぶっちゃけ「ツボそのものが持つ効果」というのは一切信用してません。

 

検査をして、特定の部分に反応があって、そこに鍼を刺すなりお灸をすえるなりつまんだりするだけです。

その他にも整体であったりと鍼灸の技術以外も使うのでハッキリとどちらか、ということは出来ません。強いて言うなら西洋かなぁ、くらいで。
現在進行形で色んな研究や論文が出ているのも解剖学や生理学、脳科学といった分野ですし、利用者さんに納得してもらうのも、私自身が納得をするのも、根拠がハッキリしている学問を参考にした方が説明できた方が良いと思ってますし。

 

ただ中医学的なものを根拠のないデタラメ、と扱っているわけではないですよ。

治療の歴史としてはこちらの方が圧倒的に長いわけで、その間にちゃんとした研究も出されていたから現代まで受け継がれているわけですし。

それにそもそもツボ療法使ってますからね、否定なんかできません。

ただ私がその検査や施術に対して、過去に一度でも納得したことがないだけです(笑)


結局のところ、良くすることができれば何でもいいし、あとは好みの問題なので、お好きなものをどうぞ!

・まとめ

  • 何が鍼灸で対応できるかは答えられないけど、これらは受けないほうがいいよ
  • 筋肉や骨格や脳の作用を交えて説明したら西洋的な鍼灸だよ
  • 脈の話や顔色がうんぬん、ツボの効果あーだと説明し始めたら東洋的鍼灸だよ
  • うちのやり方はどちらかというと西洋だけど、いいとこどりしてるだけでハッキリ区別できないよ

 

 

以上になりまーす!

 

読んでいただきありがとうございました!

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