検査の話

うちに限らず、様々なお悩みで鍼灸とか整体とか、色々と施術を受けられる場所があります。

ただ、来られる方のお悩みって千差万別です。

 

肩が痛い、腰が痛い、頭がフラフラする…などなど。

 

しかし、例えば「腰が痛い」といっても、その「腰」はどこにあるのでしょう。

 

哲学的な意味ではありません。ただこないだ、久しぶりに私の知っている腰と、その人が認識している腰が違ったことがありました。

 

私はてっきり骨盤周りだと思っておりました。その付近が私の知る腰だったからです。

でもその利用者さんは、どこが痛いのか聞いてみると、腰のこの部分が痛い、と右肩の先を指でさしました。解剖学的には肩甲骨の、肩峰と呼ばれる部分です。

 

施術の開始前だったので、特に問題はなかったのですがこういう「背中全部を腰と呼ぶ」人は少ないですが今までもそこそこの人数がいます。数年見かけていなかったのですっかり失念しておりました。

 

そういった食い違いや、施術効果を確認するためにも、確実に検査をさせていただいてますよ、というお話を今回は。

 

・病院で行う検査

・すずしろ鍼灸院でやっている検査

・中医学的検査

・その他の検査

・まとめ

 

・病院で行う検査

 

まず検査というと、病院で機械を使った検査を思い浮かび人が多いと思います。

レントゲン検査や血液検査、超音波エコーやその他生理検査などなど。

 

もちろんですが、こういった病院で行う検査は一部を除き行いません。というかできません。免許の問題、設備の問題いろいろあって。

 

やっている検査の一部、というのは整形外科などでやられている徒手検査、例えば膝を叩くとビョンッと伸びるヤツ(膝蓋腱反射といいます)、ああいうのはやっているところも多いのではないかと思います。

 

・すずしろ鍼灸院でやっている検査

 

いつも最後にうちでやっていることを書いてますが、今回は早めに。

 

大別すると。

 

・筋肉の硬さ、圧痛を確認する「触診」

・関節の動きをみる「動作確認」

 

大まかにいうと、この2種類になります。

 

もちろん場合によっては先ほど書いた膝蓋腱反射や、その他の整形外科で行う徒手検査、病的反射と呼ばれる検査も行うことはありますが、全員に行うわけではないです。

 

ちなみに他にも全員にやっている検査があったりもします。

コレが陽性(=反応アリ)だと改善率が良いか悪いか分かるという検査です。

文字で見ると不思議な気がしますが、実際は生理学に基づいた検査なので、言われると「ああ、そうだよな…」と思うものです。人の体って不思議。

ちなみにこれは悪用できてしまうので詳細は伏せさせてください。

 

基本的にうちで行っている検査は、

目に見えないモノ、触って分からないモノは信用しない

です。

 

・検査でなにをみるか

 

もちろん不調の確認をするんですが、厳密には事実の確認をします。
今、あなたの身体がどういう状態なのかを。

 

お悩みの多くが痛みであったり、言葉に変換できないような不調感なのですが、これらに関してはほとんど確認する術がありません

痛みに関しての内容はまた近い内に書かせていただきますが、痛みに限らず、感覚というのはその人にしか分からないものです。どれだけ努力しても、素晴らしい機械を使っても、何がおいしいとか、気持ち良いとか、涼しいとかを共有することは今の技術では出来ません。雰囲気とかは別ですよ。

 

検査をすると、それが分かること…というよりも、目に見えること、肌で分かることが多いのです。

 

左右の違い確認すると、明らかにどちらか片方の動きがおかしかったり。

パッと見は同じ動きができるけど、片方は全然力が入っていなかったり。

とある部分を押したとき、身体が逃げるように動いたり、逆に押し込んできたり。

 

言葉は物事を具体的に伝えるには最適なものではありますが、真実を伝えるのに最も適しているとは言い難いものです。
口では「できない、できるはずがない」といったにも関わらずやってみると案外すんなりやれたりして本人が驚いたり、逆にわざとらしいミスをしたりとかは珍しい話ではないので、ご安心ください(笑)

 

・中医学的検査

 

以前のコラムで、ちょろっと話題にしたことがありましたが。

鍼灸の伝統療法における検査法、いわゆる魔法みたいと言われる施術の検査です。

 

脈の位置や強さ、ペースを判断する脈診であるとか、

お腹を押して痛みの出た部位や固さで判別する腹診とか、

舌ベロの状態を見て判断する舌診、

顔色などをみて判断する顔診など、色々あります。

 

うちではほぼ使ってない診断法ですけどね。

 

こういった検査はエビデンスがどうとかで否定されることも多いのですが、個人的には独自ルールが強いことや、私にこれを教えようとしてくれた先生のなかでも意見が割れて、結局一番立場の強い先生が正しい、という結論が出されたために不信感が出たので使っていません。

 

とはいっても、伝統療法を使う先生が結果を出していないわけでもないですし、念のためもう一度言っておくと、私個人が使う意思がないというだけなので、ちゃんとした先生が使う技術としては良いものなんじゃないでしょうか。

 

新城でもあるみたいですよ、そういう施術をする鍼灸院。面識ないので本当かどうかもわかりませんけど…

 

・その他の検査

 

病院で行っている検査、伝統療法の検査とありますが、それ以外にもそのお店独自の検査があったり、中医学ではないもの、例えばインドやタイで行われている検査法を実践しているところもあります。

また、マッサージの看板を出しているところに多いとされているのが、検査そのものをしないところです。施術と検査は同じ、という考えらしいです。

 

そして検査基準は個人単位でマチマチです。なので細かいことは言えません、知らないので。

 

すずしろ鍼灸院では目に見えないモノ、触って分からないモノは信用しないという大前提があるので、他のお店がどういうことをしているかとかは詳しく分からないです。

それに「触って分かる」という部分も、ある程度経験に裏打ちされた部分があるので同じ基準を設けていても、別の人が検査したら評価も変わる可能性があります。ただしこれは個人単位の整骨院鍼灸院整体院に限った話で、病気などの診断を下す病院では必ず一律検査です。

 

世の中いろんな検査があります。

検査というと仰々しいイメージを持つ方もおられるとは思いますが、

鍼灸院などで行う検査は正直、その名称使ってもいいのか不安になるほど簡単なことばかりです。

 

ご協力いただくことが、少しでもお身体が楽になる近道となります。

是非ご協力ください。

 

ではまた ノシ

 

・まとめ

・病院で行う検査のほとんどは、その他の施設ではそもそもできないことが多い

・すずしろ鍼灸院での検査は目で視てわかるモノ、肌で触って分かるモノを確認すること

・痛みも含めた、「感覚」というのは本人にしか分からないものだということ

・中医学的な検査や施術はすずしろ鍼灸院ではやってないこと

・店舗、施術者単位で検査とその基準は違う。マッサージ店などは施術自体が検査を兼ねているので特別な検査をしないところもあること

 

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